フレックスタイム制②

前のページでご紹介しましたフレックスタイム制についてのメリット・デメリットをここでご紹介したいと思います。
そもそも「フレックスタイム制」とは1日に労働時間を固定せずに、3ヶ月以内の一定期間の総労働時間の範囲の中で、労働者が各労働日の労働時間を自由に決定できる制度です。

【フレックスタイム制のメリット】

①通勤ラッシュを避けることが出来る
企業の多くが9:00~9:30くらいを始業開始時間としています。そのため関東圏や関西圏などの大都市では通勤ラッシュになり、通勤するだけでも疲れてしまうという事をよく聞きますよね。
これがフレックスタイム制にすれば、通勤時間をさけて出社する事が出来ます。
また都市部では通勤の基本は電車ですが地方都市になると車通勤が主流になりますが、やはりこちらも通勤時間帯は渋滞になる事が多いため、フレックスタイム制では渋滞をさけて出勤することができます。
通勤ラッシュや渋滞を避けることが出来るため、精神的にもストレスがかかることがないため、生産性が向上します。

②従業員の確保
固定時間での業務だと育児や介護などをしなければいけない従業員だと働く環境にそぐわず離職してしまうという事が多いですが、フレックスタイム制だと生活スタイルに合わせた働き方が出来るため、従業員の確保が出来ます。

③残業代の削減
フレックスタイム制にすることで、時間が効率化されるため、残業時間が減る事も多くなり必然的に残業代の削減につながります。

【フレックスタイム制のデメリット】

①職種や部署の制限
エンジニアやデザイナー、企画職などの部署や職種などはフレックスタイム制を活用することができますが、職種や部署によってはフレックスタイム制の導入が難しいことがあります。
例えば一斉に働くことで稼働が出来る工場勤務や顧客対応しないといけない販売員などのサービス業、カスタマーサポートや、営業職はあまり向いているといえません。

②時間管理能力の個人差
時間管理が苦手な社員が多い場合はフレックスタイム制の導入は難しいです。

③部署間などでのコミュニケーションの工夫が必要
フレックスタイム制だとどうしてもコアタイムにミーティングなどが集中してしまうため、その時間に顧客対応や個別対応などが難しくなってしまいます。

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